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汽笛の詩

Img_12722 「汽笛の詩」という冊子を目にする機会を得た。SLやまぐち号復活10周年の記念誌だ。今から約20年前の平成元年8月に発行されたこの記念誌は、多くの人が手にとって読んだのだろう、裏表紙はボロボImg_1274ロになっていた。SLの10年間の軌跡をたどる写真と記事からなり、見ごたえ、読みごたえ十分。ついつい引き込まれて、長い時間ページをめくっていた。

今では当たり前のように、私たちに力強い雄姿をみせてくれるSLやまぐち号であるが、山口線に復活するまでには、SLというものが背負った皮肉な運命と、多くの人々の努力や熱い思いがあったことを知り、「SLやまぐち号」というものが、とても愛おしくてたまらない存在となった。

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・・・SLの復活はマニアのためや単なる郷愁からではない。産業革命の原動力となった蒸気機関は人類の偉大な科学遺産。そのシンボルとして動くSLを残すことは子どもたちへの教育的価値も大きい・・・昭和53年新春、当時の国鉄、高木総裁のこの発言から、SLは、復活に向けて本格に動き始めた。

記念誌に寄せられた次の言葉も印象的だ。・・・明治5年に新橋-横浜間を走った蒸気機関車の汽笛が文明開化の汽笛なら、今日、山口線で耳にする汽笛は、私たちの21世紀への希望の汽笛である・・・

多くの人の夢と希望をのせ、この21世紀もなお走り続けてくれている「SLやまぐち号」。今一度SLと、その歴史に思いを馳せてみよう。再来年の復活30周年に向けて。

なお、復活当時は、C57号の形をした清酒「貴婦人」、「SLでおいでませ」というSLソング、それから、「SLコンパニオン」なるものも存在していたとか。これらを探し出して、可能であれば復刻してみるのもおもしろいのではないか。

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銅像論議

東京駅の改修工事に伴い、井上勝の銅像が撤去されていることが、萩市の議会でも取り上げられたという話を聞いた。詳しいやりとりは不明だが、この件について、広く議論が湧きあがることは、うれしい限り。

山口県に移転したらどうかという意見もあるが、東京駅でじっと鉄道を見守っていたいというのが、井上勝の思いではないだろうか。

銅像が数奇な運命をたどっていることは前にも書いたが、今度こそ、東京駅にその安住の地を与えてあげたい。それに、井上勝の銅像は、鉄道の享受を受けている日本国民のシンボルなのだから。

まずは「東京駅に戻して欲しい」と、関係者等が一致団結して、強く主張していきたいものだ。日本の交通の要で、歴史や文化が数多く残る、天下の「東京駅」に勝の銅像があり、そこで、人々が出会い、ふれあう・・・。そんな光景が楽しみである。

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