2008「SLやまぐち号」スタート!!

Dsc_0052_2 笑顔、笑顔、笑顔。SLを前にすると誰もの顔がほころんでしまう。それがSLの魔力だ。

3月22日、C571号が4月ぶりに雄姿を見せ、今年の「SLやまぐち号」運行がスタートした。

この日を待ちわびた大勢の人々に囲まれて、新山口駅1番ホームで行われた出発式では、湯田温泉の旅館の女将さんと山口大学の学生さん二人による「お出迎宣言」が行われた。Dsc_0036_2  今年7月~9月まで、山口県内で実施される「おいでませ山口デスティネーションキャンペーン」を盛り上げようというもので、今年の幕開けを艶やかに飾ってくれた。

Dsc_00702_3今回、初披露となったのが、記念撮影用パネル。山口が生んだ鉄道の父「井上勝」とSLやまぐち号をモチーフにしたもので、昔ながらのアトラクション(?)。でも、これが、子どもたちに大ウケで、ミニ勝が、次々に誕生していた。Dsc_00762_4

このパネル、出張サービスもされるそうで、いろいろなイベントで活躍しそうだ。

今年のSLやまぐち号は、デスティネーションキャンペーン期間中に走るC56と客車2両による臨時列車「SLやまぐちDC号」も併せると、129日間の運行。期間中の無事運行を祈りたい。

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阿久悠とSLやまぐち号

時代の語り部、作詞家の阿久悠氏が70歳でこの世を去ったのは、昨年の8月1日。奇しくもこの日は、SLやまぐち号C571製造70周年展オープニングセレモニーの日であった。

その阿久悠氏とC571のツーショット写真が3月号の「大人のウォーカー」に掲載されている。角川クロスメディア発行のこの雑誌で、山下真司さんと行く冬の山口市として4ページにわたり、山口市の見所、湯田温泉の味どころなどが紹介されているというので、読んでいたら、別コーナーでその写真を見つけた。「阿久悠と昭和を旅する」と題した特集のはじめに、車掌姿でC571に乗り込み、無邪気に笑っている阿久悠氏の姿が。キャプションには、「仕事で訪れた山口県萩で撮影したお茶目な一枚」とある。「ん?萩?」と素朴な疑問が生じるところではあるが、貴重な一枚。

携帯の着信音は「街の灯り」、「あの鐘を鳴らすのはあなた」をカラオケの18番としている阿久悠ファンの私にとっても、意外で嬉しい発見となった。”そばにだれかいないと しずみそうなこの胸 まるで潮が引いたあとの 暗い海のように””やさしさや いたわりや ふれあう事を 信じたい心が 戻ってくる”‐‐‐当時若かりし私は、怖い顔して、なんて温かい歌詞を書く人だろうと驚いたものだ。切なさ、ぬくもり、希望などが入り交じった阿久悠氏の歌詞は、私には人間賛歌にも思えた。

阿久悠氏と言えば、スポニチに掲載されていた「甲子園の詩」も印象に残る。2005年夏には、「・・・宇部商の諸君 出しつくしてしまうのは尊い勲章なのだ 時には勝利より光ることがあり 出しそびれたままに敗れたことと比べると百倍の価値をもつ・・・」と、準決勝で力尽きた宇部商の健闘を讃えてくれた。

また、2003年夏、春夏連覇を狙う広陵の夢をうち砕き勝利した岩国高校に対しては、「・・・不動の9人は約束された9人ではなく すべてを自分たちで解決するそういう9人だと この熱戦で証明した 諦めなければ 運命はかわる 運命が変われば 未来が見える・・・」と、人生の応援歌ともいえる言葉を贈ってくれた。

さて、春の選抜には「下関商業高校」と「華陵高校」の2校が山口県代表として出場する。僭越ながら、私も、阿久悠のまなざしをもって応援したいと今考えている。

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汽笛の詩

Img_12722 「汽笛の詩」という冊子を目にする機会を得た。SLやまぐち号復活10周年の記念誌だ。今から約20年前の平成元年8月に発行されたこの記念誌は、多くの人が手にとって読んだのだろう、裏表紙はボロボImg_1274ロになっていた。SLの10年間の軌跡をたどる写真と記事からなり、見ごたえ、読みごたえ十分。ついつい引き込まれて、長い時間ページをめくっていた。

今では当たり前のように、私たちに力強い雄姿をみせてくれるSLやまぐち号であるが、山口線に復活するまでには、SLというものが背負った皮肉な運命と、多くの人々の努力や熱い思いがあったことを知り、「SLやまぐち号」というものが、とても愛おしくてたまらない存在となった。

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・・・SLの復活はマニアのためや単なる郷愁からではない。産業革命の原動力となった蒸気機関は人類の偉大な科学遺産。そのシンボルとして動くSLを残すことは子どもたちへの教育的価値も大きい・・・昭和53年新春、当時の国鉄、高木総裁のこの発言から、SLは、復活に向けて本格に動き始めた。

記念誌に寄せられた次の言葉も印象的だ。・・・明治5年に新橋-横浜間を走った蒸気機関車の汽笛が文明開化の汽笛なら、今日、山口線で耳にする汽笛は、私たちの21世紀への希望の汽笛である・・・

多くの人の夢と希望をのせ、この21世紀もなお走り続けてくれている「SLやまぐち号」。今一度SLと、その歴史に思いを馳せてみよう。再来年の復活30周年に向けて。

なお、復活当時は、C57号の形をした清酒「貴婦人」、「SLでおいでませ」というSLソング、それから、「SLコンパニオン」なるものも存在していたとか。これらを探し出して、可能であれば復刻してみるのもおもしろいのではないか。

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SLやまぐち号今年のラストラン

Img_1143_211月25日、JR新山口駅では、SLやまぐち号の今年最後の運行Img_1153_2日を盛り上げるイベントが行われた。 

快晴の下、いつもにも増して熱気と歓声に包まれた1番ホーム。鉄道の父「井上勝」と、今年生誕100年となる「中Img_1159_2原中也」に見守られ、SLやまぐち号を支える機関士と車掌に花束が贈られた。 「勝」君と「中也」君は、今年何度もの登場のせいか、すっかり板についている。

名残を惜しむかのように、ひときわ高らかな汽笛を発し、鉄道唱歌に送られてC571号機は出発した。今年の運転日数は90日。延べ57,000人が乗車したというからすごい。

SL運行対策協議会では、全国のファンとの連携をもっと深める組織づくりが検討されているという。すわーッ、ノムラン会の出番か?

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鉄道博物館

10月14日の鉄道記念日に、埼玉県の大宮にオープンした「鉄道博物館」。鉄道に関わる遺産・資料を展示し、鉄道システムの変遷を時代背景等を交えながら、産業史として物語る「歴史博物館」だと聞いており、一度は見ておきたいところ。11月15日にさっそく訪れてみた。埼京線で大宮まで行き、埼玉新都市交通ニューシャトルで一駅。このImg_11352ニューシャトルは、 東北・上越新幹線に沿って走っており、車内の窓からは隣を平行して走る「はやて」や「やまびこ」が見えて、なかなかおもしろい。電車内はそんなに混んでおらず、降りた「鉄道博物館駅」も意外と閑散としている。

Img_1119_2 人の流れに従って歩いてみる。なんかどこからともなく、一点をめざして人が集まってくるという感じだ。と、目の前に長蛇の列が。平日の11時前。思いもよらなかった30分待ち。 せっかく来たんだからと我慢して並んだが入場までの待ち時間はそれほど気にはならなかった。 Img_1107_3

中にImg_1105入っていきなり目の前に飛び込んできたのが、1階フロアーの35両にも及ぶ実物の車両展示。圧巻。井上勝が万感の思いを持って見つめたであろう一号 機関車の姿もあった。写真撮影も自由、さわっても、車両内に入って弁当を食べてもOK。当時の鉄道風景を再現した展示演出が行われ、その時代の鉄道の様子が実感できるようになっている。

2階には全長75mの鉄道歴史年表があり、井上勝の記述や、今は亡き初代銅像のレプリカが展示されていた。Img_1109ミュージアムショップも身動Img_1114きできないImg_11362人で、なんとか手に入れたImg_11132のが「C571」の携帯ストラップ。 後ろ髪を引かれる思いでたった30分足らずの駆け足博物館巡りとなった。ゆっくり見るには半日はかかりそう、一日いても十分楽しめそうなところである。

広報部長をはじめノムラン会のメンバーも必見のスポット。そのうち、ツアーを組んで視察に繰り出すことも計画してみたい。

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鉄道の日イベント

10月14日は“鉄道の日”。1872年(明治5年)のこの日、新橋―横浜間に日本初の鉄道が開通したことを記念するものである。

Kinenn_5 山口県では、今年初めて、“鉄道の日”を祝うイベントを「SLやまぐち号」と絡めて実施した。日本初の鉄道開通に工事責任者として関わったのが、山口県出身の「井上勝」であり、「鉄道の父」と呼ばれる井上勝は、「SLやまぐち号」の生みの親でもあるからだ。

手作りのミニイベントであるが、郷土の大先輩「井上勝」を県民に広く知ってもらいたいという思いが感じられた。

Soroibumi このイベントには、井上勝のひ孫にあたる井上勝重さんも参加。井上勝が、鉄道の基礎となる動輪、枕木、つるはしの3つを大事にしていたというエピソードを披露してくれた。折りしもこの日、埼玉県の大宮では、鉄道博物館がオープンしたが、井上勝重さんが、山口県のイベントに参加してくれたことは意味深い。

鉄道の父「井上勝」、そして、「SLやまぐち号」。どちらも、山口県が大事にしていかなければならない宝である。

来年夏には、「はじめてなのに、なつかしい」をキャッチフレーズに、山口県で大きな観光キャンペーンが展開される。この機会に、列車の旅があらためて見直されることを期待したい。

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